【85才引きこもりの母は何故ロコモにならないのか?】
ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは、骨・関節・筋肉などの運動器が加齢や障害で衰え、「立つ」「歩く」といった移動機能が低下した状態です。進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高まります。
そこで「85才引きこもりの母はなぜロコモにならないのか?」を考えてみました。
母は2020年7月コロナ禍が始まり、世の中異常に過敏だった時期に中咽頭がんが発覚し、手術入院をしました。
手術は成功したものの入院隔離生活ひと月で鬱に近い状態になり、社交的で明るい性格だった母とは一変、全くの別人になってしまいました。(認知症状はありません。)
退院直後は食事を拒絶してガリガリに痩せ、家族以外の接触は一切拒絶していましたが、少しずつ回復に向かい、今では3食しっかり食べるようになりました。
しかし無気力と家族以外の接触を避ける状態は続いており、お風呂と食事とトイレ以外、1日22時間は布団の中で横になって過ごしています。テレビも寝て見ています。
そんな母に去年5月にダメもとで散歩に誘ったら「暗くなったら行ってもいい」と言われ、それ以来、姉か私が付き添いで毎日800m~1㎞散歩に行くようになりました。
すると、5年以上ほとんど布団の中で過ごしていた85才の老人とは思えないくらいすたすた歩くのです。
不思議と思っていたら、母は私と姉の見ていない時に階段で踏み台昇降したり、ソファーに足を乗せておろす運動をこっそりしていたことが後から分かりました。
また、母はものすごく運動音痴なのですが、運動好きの父が行っていた体操教室サークルに付き合わされ、週一回40代から20年以上ソフトバレーなどの運動を行い、他にも友達とウォーキングを週2回位行っていました。
余談ですが運動音痴の母がソフトバレーの同じチームになると、チームメンバーみな「今日は負ける」と思ったそうです。
70才から79才入院するまでは、脚が弱らないようにと毎日早歩きで30分ウォーキングをしていました。
つまるところ、母はこれまでの運動貯金とほんの少しの下肢筋トレのおかげで、5年6ヶ月ほぼ寝ていても足腰が弱る速度が遅いのではないか?という私なりの見解に至りました。
運動嫌いも運動音痴も関係ありません。自分ができる運動を少しでもコツコツ長く続けることがロコモ予防、寝たきり予防に繋がると改めて実感した次第です。
下記イラストのロコモ度テストは脚筋力テストです。40㎝はダイニングチェアくらいです。40㎝高さが余裕だった方は30㎝高さでトライしてみてください。30㎝はソファくらいの高さです。10cmでけっこうきつくなります。

